19th July 2010

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Androidは世界最大のモバイル市場である中国で支配的な地位を固めつつあるようだ。ハードウェアの劇的な価格低下と膨大な国内ユーザーに支えられたアプリ市場の拡大はAndroidを急速に携帯電話のトップに押上げつつある。このことは最終的には世界のモバイル・インターネットの構造にも大きな影響を与えずにはおかないだろう。

いくつかの事実:

- 中国におけるモバイル・インターネットのユーザー数(2010年1月): 2億3300万人
- 中国におけるモバイル・インターネットのユーザー数(2014年・予測): 9億5700万人
- アメリカ + EUの人口(2010):約8億人

しかし中国政府はGoogleと公然と激しく対立していたのではなかった? 今年1月、Googleが政府当局による検索エンジンへの検閲問題から中国での事業を停止したとき、アナリストもユーザーもこれが中国におけるGoogleの死を意味するものと考えた。その後6月にはAndroidMarketplaceとGmailも2日間にわたって謎のブロックを受けた。Androidのセールスポイントは、最近めきめき改善されてきたUIを別にして、検索やMarketplace、マップ、Gmailなど多数のGoogleのサービスとの連携である。こうした重要なサービスとの連携が得られなければAndroidの魅力は半減する。「公式」市場シェアで30%を占めるNokiaはもちろん、iPhoneにもとうてい太刀打ちできないはずだ。


ところが、中国政府にはAndroidとGoogleを排除したいという明らかな意図があるもかかわらず、一方で政府の承認を受けたAndroid携帯が市場に登場している。最初の例は、国営キャリヤ、中国移動通信(ChinaMobile)から発売されたOphone OSだ。中国のIT企業の顔ともいうべきLenovoの助けを受け、 さらに中国移動通信が売上の50%を徴収するアプリケーション・ストアを始めとする国内市場向け関連サービスの後押しでOphoneは躍進を開始している。またMotorolaも中国最大の検索エンジン、百度を既定の検索エンジンとし、別の国営キャリヤ、中国聯合通信と提携して中国版Android携帯を開発している。

ばらくは政府の規制や粗雑な実装が中国におけるAndroidの成長を妨げる要因となるかもしれない。しかしAndoidが近く中国市場を支配することになるのは明らかだ。OEMメーカーもキャリヤも、7億3900万人の国内モバイル・ユーザー向けに低価格でインターネット接続機能のあるデバイスを提供しようとすすれば、柔軟性が高く、Flashをサポートしており、しかも無料のAndroidプラットフォームを選ぶに決まっている。競争力のないライバルは消えていくことになるだろう。

中国ではわずか$3/月で3G接続を提供するキャリヤが現れている。Androidという強力なプラットフォームが中国の膨大なユーザーのインターネットでの音楽や写真やゲームの利用の仕方を形づくることになる。中国のモバイル市場がある臨界点を迎えれば、その影響が全世界に及ぶことは必然的だ。Appleを含め、ライバルはそれぞれの閉鎖的な環境の見直しを迫られることになるだろう。

Source: TechCrunch